もくじ
卒乳で胸が垂れるのはなぜ?
妊娠中~卒乳では、バストのサイズが史上最大規模から最小規模へ変化しますよね。
この大きな変化で、「皮膚」と「クーパー靭帯」が伸びきってしまうことが原因なんです。
クーパー靭帯とは、胸の土台である筋肉と、胸全体をつないでいるゴムのような組織のことです。
このクーパー靭帯が胸を支えてくれることで、きれいな丸い形に保ってくれています。
授乳中は乳腺が発達することで、クーパー靭帯が引っ張られて伸びてしまうんですが、乳腺が発達しているので、胸が垂れることはないんです。
ところが、卒乳で乳腺が衰退すると、胸がしぼむ、さらには、伸びきったクーパー靭帯がバストを支えきれずに垂れる、ということが起きるのです。
一度伸びきったゴムが元には戻らないのと同じで、クーパー靭帯も一度伸び切ってしまうと元には戻らないと言われていますので、できれば授乳中からしっかりとホールド力のあるブラを使ってクーパー靭帯が伸びきらないようにしておくのがベストです。
もう授乳期も過ぎて卒乳しちゃったよ、、
諦めるのはまだ早い!
卒乳後からでも、しっかりとケアしていかないと、胸が垂れ続けてしまうんですよ!
さらには、一度伸びきってしまった靭帯は戻らなくても、皮膚や筋肉は鍛えることで元の状態に近づけることができるので、あきらめないで!
では、具体的にどんなことをすればいいのか、次で詳しくご紹介します。
卒乳で胸が垂れてしまった方必見!バストがしぼむのを食い止めるケアとは?
卒乳で胸が垂れてしまっても、ケアすることで食い止められます!
そのためには、下記3つがポイントになります。
- 姿勢を正すこと
- 胸を上向きにするエクササイズをすること
- 卒乳後の胸に合ったブラを選ぶこと
姿勢を正すこと
姿勢が悪くなると、胸が下向きになるので、クーパー靭帯が伸びきってしまいます。
さらには、背中の筋肉も衰えてバストを支えきれなくなるので、普段から、正しい姿勢を意識して過ごすことが大切です。
バストを上向きにするエクササイズ&マッサージ
バストを上向きにするために意識する筋肉は、
- 大胸筋(だいきょうきん)⇒胸の土台となる筋肉
- 小胸筋(しょうきょうきん)⇒大胸筋の下で乳房全体を吊り上げてくれる筋肉
- 僧帽筋(そうぼうきん)⇒背中にある筋肉で背筋をピンと伸ばすのに必要な筋肉
この3つです。
この3つをバランスよく鍛えることが大切なんですね。
エクササイズ&マッサージのポイント!
一般的には筋肉を「鍛える」というイメージがあるかもしれませんが、胸筋は鍛えすぎると胸板が厚くなりたくましくなってしまうので、バストアップのためには一般的な筋トレとは違う方法でエクササイズしていくことが大切です。
エクササイズ&マッサージのやり方
準備体操
- 両腕を前に伸ばし、手を組みます。
- そのまま真上に伸ばし、3呼吸します。
- 左右に倒してそれぞれ3呼吸します。
大胸筋&小胸筋のストレッチ
- 両手を頭の後ろにあて、腕を大きく広げます。
- 息を吸いながら胸を天井に向け、そのまま3呼吸します。
- 状態を一度戻したら、今度はおへそを覗き込むように背中を丸めて3呼吸します。
大胸筋のエクササイズ
- ひじを直角に曲げ、ひざとひじが平行になるようにします。
- 息を吸いながら、肩甲骨を寄せるイメージで両腕を開いていきます。
- 息を吐きながら戻します。
僧帽筋のストレッチ
- 後ろで両腕を組み、伸ばします。
- その状態で肩甲骨を寄せるように肩を複数回後ろに回します。
僧帽筋のエクササイズ
- 後ろで両腕を組み、伸ばします。
- 肩甲骨を寄せるようなイメージで腕を下にひっぱり、顔と上半身は天井を見ながら3呼吸します。
小胸筋マッサージ
- 鎖骨の少し下あたり、押すと痛気持ちいいところが小胸筋です。
- そこを左右各1分ほど、指でやさしくマッサージします。
胸が垂れるお悩みに効果的!前据筋(ぜんきょうきん)マッサージ
- 胸の下の外側にあるのが、前据筋です。
- そこを左右各1分ほど、指でやさしくマッサージします。
実際にやってみると、エクササイズといっても筋トレのように辛いものではなく、とても気持ちがいいよ~
血流がよくなるので、美胸になるのと同時に肩こりの軽減にもなるとのことなので、ぜひ就寝前のリラックスタイムなどに取り入れたいですね。
正しいブラを選ぶこと
姿勢を正し、エクササイズをして美乳を作ったら、今度はそれを正しいブラでキープしましょう。
育児中はなにかと忙しいですが、卒乳後のやわらかい胸は、しっかりと支えないとクーパー靭帯がさらに伸びきってしまったり、就寝中に背中などに流れてしまいます。
そういったことを防ぐためにも、正しいブラを常に着用するということが大切です。
卒乳後の胸にあったブラジャーとは、
- カップの大きいもの
- ストラップが太いもの
- サイドベルトの幅が広い(脇高設計)もの
- パッド入りのもの
を満たしたものです。
卒乳・断乳後のふにゃふにゃになった胸をしっかり集めてカップに入れるため、3/4カップ~フルカップある、カップの大きいものを選ぶのがポイントです。
また、ストラップは太い方が胸をしっかりと支えることができるので、できるだけ太いものがいいです。
そして、バスト周辺の脂肪を、カップに入れ込むことができるよう、サイドベルトは幅が広いものを選んで、周辺の脂肪もしっかり胸にしましょう!
さらに、ふにゃっとやわらかい卒乳・断乳後の胸をしっかり支えるために、パッドが入ったブラがおすすめです。
卒乳後に垂れる胸をサポートしてくれるブラは、こちらの記事にまとめています。
まとめ
卒乳で胸が垂れるのは、乳腺が衰退することと、クーパー靭帯や皮膚が伸びきってしまうことが原因です。でも、正しいケアをすれば卒乳後でも上向きバストは目指せます!
ケアといっても特別なものでなく、日常にかんたんに取り入れられますので、あなたも気づいた今こそ、卒乳後の胸のケアを始めてみませんか?
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